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学術委委員会 環境宣言検討委員会
「環境宣言」を策定
 ご高承のように、地球を取り巻く環境は大気環境汚染、水環境汚染、土壌環境汚染、生態系破壊ならびに温暖化ガス排出による地球温暖化等々多くの問題に直面しており、国際的にもそれらへの対応が大きな課題となっております。
 このような社会的な動向に鑑みて、本学会における学術委員会では環境の世紀といわれる21世紀を迎え、本学会がこれまでに培ってきた技術を活かし、またこれからの技術開発を通じ、環境負荷に直結する資源利用、材料生産、流通、使用、廃棄の各段階において環境保全に配慮し、よりよい地球環境の存続に向けてリーダーシップを発揮することが責務であると認識し、会員である建築仕上関連団体とともに、地球環境の保全を目指した本学会としての宣言を採択して、環境に配慮した各団体独自の運用指針を制定し、広く社会にその重要性を訴えることを企画致しました。
 そこで、昨年10月から本年3月まで、理事会のもとに環境宣言検討委員会(委員長:近藤照夫副会長)

を設置して、「環境宣言」を作成致しました。委員会にご参加いただいた会員には、短期間に熱心な審議をいただき、時宜を得た「環境宣言」をとりまめることができたと考えております。
 また、委員会に参画されなかった建築仕上関連団体につきましても、「環境宣言」案を検討していただき、ご賛同を得た団体は協賛団体として「環境宣言」に団体名を掲載させていただきました。
 このようにして作成致しました日本建築仕上学会「環境宣言」を広く社会に公表して、私達会員の今後の活動に対する規範とするものであります。また、建築仕上げに関連がある皆様方にも、活動のご参考にしていただければ、本学会としては幸甚でございます。

日本建築仕上学会
学術委員会
環境宣言検討委員会



環境宣言

 私たちは現在、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会経済活動により生じた大気環境汚染、水環境汚染、土壌環境汚染、自然破壊などの環境問題ならびに温暖化ガス排出による地球温暖化問題に直面しています。
 建築は、私たち人類の生存、活動の基盤として不可欠のものですが、その造り方、使い方次第によって、これらの環境問題に多大な影響を与えます。建築仕上分野に携わる立場として、私たちが21世紀に果たさなければならない役割は、環境負荷を生み出してきた資源・エネルギーの大量消費から脱却し、環境に配慮した建築と社会を構築することであると考えています。
 環境は、人類を含む地球上の全生物が生存する基盤であり、現在と将来における全生物およびその子孫が共有すべき資産であります。
 このような背景にあって、日本建築仕上学会は、これまでに培ってきた技術を活かし、またこれからの技術開発を通じ、環境負荷に直結する資源利用、材料生産、流通、使用、廃棄の各段階で環境に配慮し、よりよい地球環境の形成に向けてリーダーシップを発揮することが責務であると認識し、会員である各建築仕上関連団体とともに、環境に配慮した独自の運用指針を制定し、人類の持続可能な発展の基盤を整備していくことを宣言します。

(1)高耐久・長寿命
 高耐久性および高い建築物保護機能をもつ材料・工法の研究開発を推進し、建築物の長寿命化と良好なストックの保全に努めます。
(2)自然共生
 有害化学物質を含有する仕上材料からの脱却を図り、生態系異常・自然破壊の抑制に努めます。
(3)省資源・循環
 廃棄物の削減、資源の再生利用を促進し、限りある資源を有効に活用します。
(4)健康・安全
 シックハウス対策や障害者・高齢者等に配慮した事業活動を行い、国民の健康と安全を確保します。
(5)景観
 自然素材や景観保持機能に優れた仕上材料の活用・開発により、国民に精神的な安らぎを与え、我が国独特の風土を生かした美しい国土の保全に努めます。

2002年3月

日本建築仕上学会

アスファルトルーフィング工業会、ALC協会、MS工法協議会、建設用接着剤協議会、合成高分子ルーフィング工業会、(社)石膏ボード工業会、(社)全国建設室内工事業協会、(社)全国タイル業協会、全国ビルリフォーム協同組合連合会、全国マスチック事業協同組合連合会、(社)全日本瓦工事業連盟、都住供防水工事業協同組合、日本ウレタン建材工業会、日本外壁仕上業協同組合連合会、日本外壁防水材工業会、日本建築仕上材工業会、日本樹脂施工協同組合、(社)日本タイル煉瓦工事工業会、(社)日本塗装工業会、(財)日本塗料検査協会、日本塗り床工業会、日本壁装協会、(社)日本左官業組合連合会、(社)全国防水工事業協会

FINEX 2002.05-06