<主 催> 日本建築学会 材料施工委員会 環境配慮運営委員会
<後援予定>公共建築協会、全国建設業協会、日本建築士事務所協会連合会、日本建設業連合会、
日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本建築センター、東京都建築士事務所協会、
東京建築士会、日本建築仕上学会、日本建築構造技術者協会、日本コンクリート工学会、
日本建築仕上材工業会、日本材料学会、土木学会、全国生コンクリート工業組合連合会、
セメント協会、プレハブ建築協会、ロングライフビル推進協会、日本鉄鋼連盟、
全国鉄筋工事業協会、鐵鋼スラグ協会、日本フライアッシュ協会、日本鉄筋継手協会、
コンクリート用化学混和剤協会、人工軽量骨材協会、仮設工業会、
全国コンクリート圧送事業団体連合会、日本建築防災協会、プレストレストコンクリート工学会
<主 旨>
コンクリートは、日本に限らず世界中におきまして、水に次いで使用量の多い物質であります。そのため、コンクリート構造物が解体されますと、大量のコンクリート廃棄物が発生します。我が国では、2000年に施行されました建設リサイクル法等が功を奏し、それ以降、我が国のコンクリート廃棄物の95%以上はリサイクルされてきました。ただし、リサイクル品の大半は、コンクリート用骨材ではなく道路建設のための路盤材として利用されてきました。しかしながら、昨今、新規の道路建設量の減少に伴いまして、都市部におきましてはコンクリート廃棄物のリサイクルが進みにくい状況も見受けられるようになってきています。ここ十数年のこのような背景の下、産官学を挙げて、コンクリート廃棄物をコンクリート用骨材として再利用するための研究開発が精力的に進められ、2005年から2007年にかけて日本工業規格(JIS A 5021、JIS A 5022およびJIS A 5023)も整備されました。今後、良質な天然骨材の枯渇化やコンクリート廃棄物量の増加などの問題がいっそう厳しくなることが予想され、鉄筋コンクリート造建築物などの工事におきまして、再生骨材を用いるコンクリートの利用が強く求められるようになると考えられます。本会・材料施工委員会では、環境配慮運営委員会の下に「再生骨材を用いるコンクリートの設計・製造・施工指針制定小委員会」(委員長:野口貴文、東京大学教授)を設置しまして、2010年度より指針制定のための活動を行ってきたところでありますが、このたび、「再生骨材を用いるコンクリートの設計・製造・施工指針(案)・同解説」を出版し、講習会を開催する運びとなりました。指針では、再生骨材の原料となる解体されるコンクリート構造物の調査方法や再生骨材の製造方法・品質管理方法についてあるべき姿を示すとともに、建築物の部位・部材に応じて利用が推奨される再生骨材を用いるコンクリートの種類を提案し、その調合方法、製造方法、運搬方法、施工方法、品質管理方法などについてあるべき姿を示しています。また、付録には、これまでにJIS認証・大臣認定を取得しました再生骨材コンクリートのリストを掲載するとともに、代表的な適用事例について概説しています。
本会会員ならびに、関連する技術者各位におかれましては、奮ってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
1.参加費(テキスト代含む)
(1)日本建築学会会員 9,000円 (2)後援団体会員 11,000円
(3)会員外(1、2以外)14,000円
2.テキスト
「再生骨材を用いるコンクリートの設計・製造・施工指針(案)・同解説」 B5判 約230頁
3.申込み方法(参加申込書の注意事項も併せてご一読ください)
下記いずれかの方法でお申し込みください。
(1)WEB申込み
・日本建築学会ホームページ(http://www.aij.or.jp/)の「催し物・公募一覧」からお申し込みください。
・WEB申し込みの場合は参加申込書および返信用封筒の郵送は不要です。
(2)参加申込書による申込み
・参加費をお支払いの上、必要事項を明記した参加申込書と参加券送付用封筒(82円切手貼付、宛名記入)を同封し、お申し込みください。
なお、お電話での申し込みは受け付けておりません。 |