最近の建築分野におけるドローンの動向に関して、首相官邸未来投資会議にて「建築基準法に基づく建築物の外壁の調査について、赤外線装置を搭載したドローンによる調査を将来位置づけることができないか検討する」という課題が挙げられ、NEDO事業として実施されることになりました。当協会ではそのNEDO事業の研究課題「ドローン等を活用した建築物の外壁の定期調査に係る技術開発」における事業者の一団体として採択され、社会実装に向けて具体的な取り組みを進めている段階であります。
一方、ドローンを活用する上では「安全」が確保された状況で建物調査等を実施しなければなりません。例えば、国土交通省航空局が定める飛行ルールに加えて、施工管理・点検調査に関わるドローンの飛行前の準備と飛行計画、及び建物周りで飛行させるための安全対策が必要不可欠となります。
これより本講習会ではドローンの活用に関わる基礎知識、ドローン技術と安全運用、建築物の施工管理・点検調査におけるドローンの安全活用を解説した「建築物へのドローン活用のための安全マニュアル」を教材として知識を習得していただくために、今回からオンラインによる講義として開催することとなりました。なお、建築ドローン安全教育講習会を修了された受講者に対しては、「建築ドローン安全教育受講修了証」を発行致します。
建築物の施工管理や点検調査においてドローン技術の適用・運用に直接的に携わる方のみならず、建築ドローンに関わる幅広い皆様を対象としています。奮ってご参加ください。 |